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選手生命

おはようございます
内藤です

第63回のテーマは
「選手生命」

皆さん、今年のお正月はどう過ごされていたでしょう?

私ですか?

まあ、恒例のハワイ?
には今年は行かずに・・・

千葉ですね

アクアラインを突っ切ってチーバ君に会ってきましたよ

でも2日には帰ってきました

やはり家でゆっくり見たいですからね

そう、お正月といえば
箱根駅伝

今年も白熱
面白かったですね


原監督率いる青学の5連覇を阻んだのは
東海大でした

今年はスタート直後からハプニングが発生

大東大のランナーがスタート直後200m付近で転倒
左足首を激しく捻挫したんです

後から分かったのですが
完治するまで半年かかるほどの重傷だったそうです

それでですよ

その足で何と彼は転倒後の21キロを走り切ったんです

21キロも走ったがゆえに捻挫が悪化
全治半年になったのかもしれません

相当な覚悟です

たすきの重みでしょう

4年生の自分が
スタート直後に途切れさせるわけにはいかない
この日のためにチーム全員が取り組んできたのだ

そう思うのがアスリート
駅伝ランナーでしょう

誰にも止めることなど出来ません


よく言われます
今回も言われています

その選手の将来を考えれば、失格になってでも棄権させるべきだった
選手は自分からは辞めるといえないので、監督なり周りの大人が止めるべきだった
と・・

確かに
その選手の選手生命がそこで終わるかもしれません


いや、だからどうした
それが何か問題でも?

箱根駅伝で足の1本くらい持っていかれても本望でしょ

選手生命がそこで終わっても
仮にその後、実業団に入る予定があったとしても
別に仕方ないと思うでしょう

選手生命をかけて
自分の全精力を傾けて取り組んできたはずです

そこで終わってもいいんですよ

逆に止められて
チームが棄権になった方が、もう二度と走れなくなるかもしれません

何かに本気で
命を懸けて取り組んだことのない者が
上述したような的外れな見解を述べるんです


スポーツ選手はそういうものです

元ジャイアンツの桑田真澄投手

ファールフライをダイビングキャッチしようとして
右肘を痛打

手術を余儀なくされて
二度と本来のピッチングに戻ることはありませんでした

それでも何とか、持ち前の技術力で活躍し続けていました

が、当時から、今でも言われています

あれさえなければ桑田は200勝はしていた
何であんなことを・・・

確かにそう思うかもしれません

投手がダイビングキャッチをするなど御法度です

でも、飛び付いちゃうんです
だって野球が好きなんですもん

桑田自身も言っています

あのボールに飛び付きさえしていなければ、もっと活躍出来たかもしれない
でも・・
あのボールに飛び付かないような自分であれば
そもそもプロ野球選手にはなれていなかっただろう
と・・


そういうもんです

常に全力でするんです
どんな練習でもです

練習でさえ選手生命をかけて
全力で楽しくプレーするんです

怪我のリスクと背中合わせだったとしても、です


絶対無理でしょう

怪我を恐れて全力で練習しない奴
選手生命を確保するために常に6割程度の力でプレーする奴

そんな人がその道のトップに行けるはずないでしょう


練習で選手生命が終わるとしても
自分が大好きなその競技と真摯に向き合う

それが真のスポーツマンシップではないでしょうか


でも、まあ、一般の方は無理は禁物ですよ
長く楽しくテニスをしましょうね


今日はちょっとだけ無理してみましょう
無理した時こそ
無理してまでそれに取り組む自分でいるときこそ
成長のチャンスです!