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物語

おはようございます
内藤です

第43回のテーマは
「物語」

昨日のレッスン・・
というか毎回いつも思うのですが・・

お客様のテニスを見ていてね
試合でも形式練習でも

「何考えてんのやろ?」

「いや、何も考えてへんのやろな」

って思うんです

失礼なのは承知の上で書きますが

意味不明なプレー
いや、無意味なプレー
ただ一生懸命やって自己満足してるプレー
ここにこう打ってポジションはこう・・
などと、場の空気と対戦相手を勘定に入れない短絡的なプレー

そうなんです
全くない
存在しないんです

『物語』が

ストーリー性がない
物語なきプレーに終始している
だから見ていてもつまらない
正直見る必要もない


ボレストしていてもストーリーが感じられないんです

いや、あるじゃないですか

最終的に足元に打ってボレーボレー戦にして詰めて決める

じゃあ、まず浅いボールを引き出したい
そのために足元に緩いスライスを打ちたい
そのためには少しポジションを下げさせたい
ロブを上げよう
ロブで「うわっ」って慌てさせるために
ボディに速いボールから入ろう

ストーリーが出来ますよね

ボディ→ロブ→足元→前に入りながら足元→ボレーボレー→決める!

あとは状況に応じてロブの感じをどうするか
足元に打つのをフォアにするのかバックにするのか

臨機応変に対応するだけです


途中でストーリー変更になるかもしれません

スマッシュが凄いのが来たり・・

そのときはストーリー変更
それもまたテニスの醍醐味


そのね、そもそものストーリーが
逆算すれば簡単に導き出せる物語がないんです!

見る価値がない
話すことがない

だってテニスの核心ってそこです

その物語
それこそがテニスです

打ち方とか陣形とか
そんなくだらないことは雑誌とユーチューブでしとけば十分です
素人でも教えられます

テニススクールはテニスを学ぶところです
私はテニスコーチです
テニスを教えます

その物語の質の向上について話をしたいんです


こういう相手にはどう攻める
そのためにはどういうショットが必要か
じゃあどんな練習をどんな意識ですべきか

そこを詰めていきたいのですが・・

そもそも物語を持っていない
初中級や中級、中上級にもなって・・


じゃあ物語を作るように言っておきなよ

それは甘えです

だってね
料理教室に行くとき、カレーの作り方、グラタンの作り方、料理の仕方を学びに行きますよね

じゃがいもの切り方、コショウの振り方だけを学びには行かないですよね

料理の工程、その物語を学ぶわけです

そんなことは予め学ぶ側が理解して然るべきことです

初心者なら仕方ないですが・・


物語

何をするときも
何に取り組むときも
それを持つ、ということが有意義な取り組み方の第一歩なのです


今日はドラマ仕立ての一日に!
あなたは
「2018奇跡の日」というドラマの主人公です
ストーリーを考えながら過ごしてみましょう
ひょっとしたら本当にドラマティックなことが起こるかもしれません