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贅沢品

こんにちは

内藤です

 

私ね

ジュニアの子によく言うんです

 

勉強しなよ

って

 

テニスなんかしてる暇あったら勉強しろよ

アホはどうしようもない

勉強が出来なくても違う道がある

なんてことを勉強も出来ない奴が言うなよ

って

 

まあ、それでもしない子はしないでしょう

 

知的好奇心を育ませるのは

その子自身の問題でもあり

また、周りの環境

親や先生の影響も大きいところです

 

どうにか勉学に興味を持つ子になってもらいたいものですよね

 

そう思っているのですが・・

 

この前ね

ネットでハッとさせられる言葉を見つけたんです

 

林修さんいるじゃないですか

「今でしょ?」の

 

その林さんのテレビ番組中の発言で

元は林さんの先生の言葉だそうですが

 

 

教え子のモチベーションを上げるためには?

という問いに対する答え

 

 

やる気がないなら辞めなさい

勉強は贅沢なんだから

 

世界中には勉強したくても家が貧しく

働かなければならない子もたくさんいる

 

にも関わらず目の前の学生は両親が面倒を見てくれて

学校に行かせてくれるだけではなく

高い塾の授業料まで払ってくれるという恵まれた環境にいる

それなのにやる気にならない

 

自分がいかに恵まれているかも分からない人間が勉強したって意味ないでしょう

だったらもう辞めなさい

 

 

という言葉

 

いやー、鋭すぎますよね

 

鋭すぎて

その真意が勉強をしてきた者にしか理解し得ない

というある種のパラドックスを生じさせている気もしますが・・

 

 

でもほんとそう

 

まあ、勉強はね

すごい重要なので

小学生のうちは何とか興味を持たせるようにすべきだとは思いますが

 

テニスでもあるわけです

 

やる気が出ない

モチベーションが上がらない

結果が出ずに悩んでいる

 

・・・

 

いや、知らんやん!

何や?モチベーションって・・?

 

やる気ないんやったら辞めたらいいやん

 

時間の無駄やし

それこそ勉強しろよ

もしくは遊ぶかゲームするか

やる気が起きる何かしてろよ

って言うことがあります

 

こっちから頼みもしてないし

親にお金も出してもらっといて

ちょっとやる気が出ないんです的な・・・

 

場の空気を暗くするだけやから

どうぞ帰ってください

というのが本音です

 

これは大人でもです

 

ちょっと上手くいかないからといって

暗い顔で首を傾げる

プレーがテキトーになっていく

明らかにやる気がなくなっていく・・・

 

辞めればいいやん

無駄やん

お金も時間も

 

そんな大人の構ってちゃんには

面倒なので言う時もあります

 

返金するので退会届出して帰ってもらっていいですよ

雰囲気悪くしているだけですし

って

 

 

それは違う!

生徒のやる気を促すのもコーチの役目

モチベーションを上げることこそがリーダーがリーダーたる理由なのだ

 

なーんて意見も分かります

 

そういう側面も確かに必要だとは思います

 

でもね

生徒側の自発的なモチベーション

自分の環境への理解

 

この最低限の部分がなければ

なかなか成り立たないとは思うわけです

 

それが林先生の言葉

 

勉強は贅沢

 

テニスも贅沢

 

人生も贅沢

 

嫌々するべきことではない

 

もっと劣悪な環境にある人に目を向けて

思いを巡らせて

自分がさせてもらっている贅沢なことを

せめて喜んでやる

喜ぶべきことだと認識する

 

そして、そんな行動が

いつか巡り巡って色んな人の幸せに繋がっていく

 

そういう理解が必要なんだと思います

 

 

要するにね

どうせするなら楽しくやろうぜ

ってことです

 

明るく楽しく元気よく

 

テニスも勉強も仕事も人生も

 

どうせ何十年かしたら自動的に辞めさせられる時が来るので

その時までは色んな贅沢を存分に味わいましょう

ってことですね

 

 

いやー、やっぱり哲学的になるなー

 

えっ?

そんなことない?

やる気が出ないのを生徒の責任にするな、と?

 

まあまあまあ

とにかく楽しくやりましょうってことですよ

 

今日は雨やからテニスは出来ないけどね・・

 

家でユーチューブという最高の贅沢でもしておいてください

 

それではまた

 

頑張ろう日本!