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ちはやふる

こんにちは

内藤です

 

今日は例によって

女子チームのイベントレッスン

先週金曜、5月27日の延期開催分です

 

募集の要項はこちら

 

今回は「百人一首 ~ちはやふる~」

5月27日です。そうですね。百人一首の日。

みんな大好き藤原定家が小倉百人一首を完成させた日です。

古(いにしえ)の和の心、当時の和歌のベストアルバムから、ダブルスに繋がるものを紡ぎ出しましょう!

※参加者はオリジナルの和歌をご持参願います(俳句も可)。才能アリの認定を受けた方はプラス1チケットを800枚差し上げます。

 

 

えっ?

いや、本当にこのままです

 

ふざけてる

とかを通り越してイカれてる

もはやイカしてるでしょ?

 

この問題作になるとしか思えないお題に挑みました

 

結果から言うとね

やはり問題作でした

 

何が問題作だったかと言うとね・・

 

私のレッスンではないです

 

私のレッスンも、なかなかの問題作だったのですが

それを上回る問題が・・・

 

上述の要項部分

※参加者はオリジナルの和歌をご持参願います(俳句も可)。才能アリの認定を受けた方はプラス1チケットを800枚差し上げます。

 

この部分です

 

これを真に受けた奴・・

いや、真摯にレッスンと向き合う真面目な方が

とんでもない問題作を世に送り込んだのです

 

 

まずはレッスンね

 

百人一首のどこにスポットを当てるか

 

選歌した藤原定家

その百選の意図

天智天皇に始まり順徳院まで

何の意図、どのようなこだわりがあったのか

 

それをテニスに見立てた時

ショットやプレー、試合の組み立て

一つ一つの動作、その順序に何の意図

どのようなこだわりを持つべきか

 

そんなことを話したり・・

 

 

競技かるたとしての一面

 

百人一首には決まり字があります

 

上の句の一文字目

「む」と言えば

もう何の句か決まるんです

「む」から始まる句は一句のみ

 

村雨の 露もまだひぬ 槇の葉に

霧立ちのぼる 秋の夕暮れ

 

そういうものが何句かあるわけです

 

決まり字が出た瞬間

バシッと取るんです

 

ダブルスでもあるんです

 

決まり字ならぬ決まりシーンが・・

 

女ダブでこのポジションの人がこう構えたらここ

このプレーをし始めたらここ

 

その挙動

その文字が発せられた瞬間にバシッと決めにいけ

 

そんなことをやったり・・

 

その話の流れで

みんな上の句ばかり練習する

どう作るか

ここに焦点を当てて練習をするが

 

勝つ奴は下の句

相手の上の句をどう狩るか

 

相手がパターンを作ろうと動き出した時

ハイーッ!っと決めにかかる

 

そんな話もしたんです

 

 

あとは・・・

 

そもそもの歌

 

和歌や俳句

 

この31音、17音に情景、情念を込める

 

写実の中に思いを忍ばせる

 

何とも奥深く壮大な試みです

 

和歌

その最も素晴らしいところは何か

 

それは

受け手に委ねているというところ

 

あれやこれやと説明はなし

 

作り手が伝えたいその風景、その感情を

どうぞ想像のままに受け取ってください

 

そういう営み

 

受け手の裁量によるんです

 

作り手は受け手を信頼して

そして受け手は想像力と創造力を駆使して

その歌を堪能する

 

 

千早ぶる 神代もきかず 竜田川

からくれなゐに 水くくるとは

 

マンガや映画で有名になった一句です

 

在原業平の歌ですね

 

紅葉で真っ赤に染められた川

 

神代もきかず

からくれなゐ

という言葉によって

鮮明な赤を浮かび上がらせます

 

そしてそれが作者の思いであることが

容易に想像させられます

 

美しく鮮明に

真っ赤に流れる思い

 

そうです

これは業平の恋の歌とされています

 

この歌、この情景を恋と結びつける

 

これは日本人特有のものでしょう

 

完全なる受け手文化といえる代物です

 

受け手が決めることが大事なんです

 

受け手によってその意味は形成される

 

ダブルスでもそうでしょう

自分以外の3人が何を考え何をしようとしているか

見えている出来事から

想像と創造を駆使して決めていく

 

自分で意味を決定して

それに沿って動きを決める

プレーの選択を為していく

ということが大事なんです

 

常に洞察を発揮せよ

ということです

 

洞察を発揮しない者に和歌は堪能出来ない

テニスもまともにプレー出来ない

ということなんです

 

 

って感じで

無理矢理繋げてやりましたよ

 

百人一首とテニスを・・

 

まあ、大きくはそれがテーマです

 

何事からも関連付けて学ぶことは出来る

 

そもそもそういう発想が出来ることが

テニスにも必要だということです

 

 

あっ、それでね

 

その後に起きた問題作

その事件については・・・

 

長くなるのでまた明日にでも・・

 

それではまた

 

頑張ろう日本!

 

 

 

人はいさ 心も知らず ふるさとは

花ぞ昔の 香ににほひける

 

菜月

 

 

あっ、間違った・・・

 

紀貫之やった・・

 

危ない危ない・・・