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フォアボレー

こんにちは

内藤です

 

ボレーはやっぱりね

フットワークや反応

ラケットワーク以外の方がより重要だと改めて感じた話

 

先週の初級クラス

レッスンテーマは「フォアボレー」

 

初級とはいえ皆さん上手なので

ネットと距離のあるつなぎのボレー

スライスで打つボレーをしたんです

 

初級ではテーマでスライスをしないので

まずはスライスの簡単な説明から

 

ストロークでスライスをしてもらったのですが

なかなか上手い

タッチ感覚やちょっとした面の向きなど

細かく言うとありますが

結構上手に出来ていました

 

その時点で言ったんです

 

「スライスOKです!ラケットの使い方は皆さん合ってますよ」

って

 

そしてボレー

 

ボレーになるとリズムが取れなかったり

慌てて打点が乱れたり

当てるだけになったり

始めはミスも出ていたのですが

 

「さっきのスライスと同じようにラケットを動かしてください」

「慌てて当てるだけになったらダメですよ」

 

そう言うとね

すぐに理解して出来たんです

 

そこでも言いました

 

「球出しはOKです!あとはラリーで出来るかどうかですね」

って

 

いざラリー練習

 

やはりね

ラリーになると球出し練習とは勝手が違います

 

なかなか上手くいかない

 

球出しではあんなに上手く出来ていたのに・・

 

まあ、それはそうですね

 

ラリーになると

そもそもフォアに来るかバックに来るかも分からない

ボールのスピードも毎回違いますからね

 

打点とタイミングを合わせる

これが球出しとは格段に違うわけです

 

打点とタイミングが乱れるとね

当然打ち方、フォームも乱れる

球出しでは出来ていたスライスの動きが出来なくなるわけです

 

するとね

一人の生徒さんが聞いてきたんです

 

どうやって打てばいいんですか?

って

 

こうですか?

って素振りをしながら

 

その素振りは完璧だったんです

本当に非の打ちどころがないくらい完璧

 

フォームはそれで問題ないですよ

と言ってあげたんです

 

でもその方は腑に落ちない感じ

 

そしてラリーになるとミスが・・・

 

反応が遅れて間に合っていなかったり

打点の調節、フットワークが悪くて真ん中に当たっていなかったり

 

ミスを多発して

また聞いてくるんです

 

どこがいけないんですか?

って

 

素振りをしながら・・・

 

また言いました

 

フォームに悪い所はないです

 

さらに付け加えました

 

もしあなたに私のフォームとタッチを授けても

私と同じようにボレーは出来ないですよ

なぜなら反応とフットワークが違うから

 

そう言って

デモンストレーションでラリーをしてみせたんです

 

じゃあね

あろうことか私のラケットワークを見て

同じように素振りをしているんです

 

だーかーらー!

そこじゃないっつうの!

 

構え方です

相手を見ているかです

反応です

フットワークです

リズムです

 

それを養うためのラリー練習なんです

 

フォームにこだわるあまり

動きが悪くなり打点が乱れる

そしてフォームが崩れる

それでフォームを見直しているんです

 

もはや滑稽

 

でもこれはね

皆さんが少なからずなっていることなんです

 

特にボレーでね

ラケットの動かし方に気を取られ過ぎなんです

 

球出しで

はい、ここに出しますよ

っていう練習だと出来ているんです

 

じゃああとは

ラリーの中で

その打点

そのタイミング

に出来るかどうかです

 

そのためには

反応とフットワークなんです

 

ボレーのミスをね

フォームに逃げてはいけません

 

フォームが悪いのではなく

どんくさいだけです

相手を見ていないだけです

判断が遅い、頭が悪いだけなんです

 

ラリー練習でそこをトレーニングしている人が

最終的にテニスが上手い人になるということです

 

球出し練習やコーチとのマンツーのラリー

これだけでは全くテニスの実戦力は養われないということですね

 

では今週も張り切っていきましょう!

 

雨が多そうやけど・・・

 

ではまた

 

頑張ろう日本!