こんにちは
内藤です
雨ですね
梅雨ですもんね
せっかくの週末
テニスが出来なくて残念な方も多いでしょうね
今週はあまりテニス日和がありませんでしたね
晴れたと思ったら猛暑
暑いだけならまだしも強風
夕方からは暑さも落ち着くと思ったら雷雨・・
そして今日は梅雨空
まあ、天気ばかりはどうしようもないですからね
梅雨には梅雨らしくお家でごろんと・・
今はこんな時ですしSTAY HOMEで本でも読んで過ごすのもいいかもしれませんね
やはり梅雨は趣がありますからね
ジメジメと鬱陶しいですが
梅雨の雨を眺めていると日本の風情
日本の歴史を感じたりもします
梅雨の俳句には趣深いものが多いですね
有名なところで言うと
松尾芭蕉の句
五月雨の 降りのこしてや 光堂
奥の細道で奥州平泉
中尊寺金色堂を訪れた際に詠んだ句です
五月雨とは梅雨のことですね
梅雨で鬱蒼とした空間の中に
金色堂が荘厳に映える景色が見事に想像されます
芭蕉の梅雨の句で言うとこちらも有名ですね
五月雨を あつめて早し 最上川
これも奥の細道です(確か・・)
最上川を下る前に詠んだんです
五月雨を あつめて涼し 最上川 と・・・
早し ではなく 涼し だったんです
それがね
実際に川を下ってみて
「早し」に変更したんです
川辺の涼しさよりもね
最上川のスケールの大きさ
自然への畏怖
を多く感じたのでしょう
見事に雨季の川を表した句になりましたよね
あ、すみません
俳句とかそういう類が好きなんです
17音で表現される世界観
洗練された言葉選びとリズム
この日本文化たるや
素晴らしいを通り越してね
凄まじいものがあると思うんです
季語を含む写実的な表現の中に
色々なメッセージを内在させることもあります
梅雨の句
そして今話題のあの人
(前回書いたアンジャッシュの人ね)
私の好きな正岡子規が詠んだ句に見事に表現されています
紫陽花や 昨日の誠 今日の嘘
日々色を濃くしていく紫陽花
それを移ろいやすい人の心と上手くかけています
昨日の姿と今日の姿が違う
人の心や世間もそれと同じように無常
一日で人の評価や人生も大きく変わる
周りの人の対応もコロッと反対になる
そんな世の人や世間のことを
梅雨の紫陽花になぞらえて
見事に表現していますね
他にも色々といい句があるのですが
今日はこの辺で
皆さんもせっかくの梅雨
日本の風情を味わう何かをしてみてはいかがでしょうか
ではまた
コートで会いましょう!
頑張ろう日本!
薄月夜 花くちなしの 匂いけり
正岡子規