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筆選び

こんにちは

内藤です

 

さっきね

紙を切っていたんです

 

掲示物を綺麗に切らないといけないので

カッターナイフを使ったのですが・・

 

切れ味が悪いような気がして

刃を替えたんです

 

 

カッターの刃を替えるのって

何だかドキドキしますよね

 

パキッと折るやつね

 

こっちに飛んで来たらどうしよ

と思って

ついつい目を瞑ったり

顔を背けたりしますよね

 

 

えっ?

 

私だけ?

 

 

でね

 

天性の職人タッチで

刃を替えることに成功した私はね

 

紙を切ったんです

 

新しい刃で

 

シャーっと

 

 

!!!!!

 

 

き、き、切れる・・!

 

何だこれは・・!?

 

少し紙に触れて

スゥィっとするだけで

スパァーっと綺麗に切れるではないか・・

 

 

本当にそうなんです

 

あんなにも切れ味が違うとは思いませんでした

 

するとね

 

何ということでしょう

 

知らずのうちにね

 

私のフォームが良くなっていたのです

 

そう

 

フォームです

 

カッティングフォームね

 

背筋がスゥーっと伸びて

顔を無駄に紙に近づけずに

カッターを長く持ち

軸がブレずに一定の速度でカッティング

 

 

えっ?

俺って天才外科医やったっけ?

 

と思わんばかりのカッターさばきでした・・

 

 

そんな感じで

一人で機嫌よく作業をしていたのですが

 

ふと

思ったんです

 

 

あー、これはそうだ

 

やはり道具は大事だな

 

テニスもそう

 

いいフォームを身に付けるためには

いいラケットを使うべきだ

と思ったんです

 

まあ、それはそうですね

 

いいラケット

いいストリングス

を使っていないと

無駄に力んだりして

綺麗なフォームを習得出来ません

 

 

やはりいいラケットを使った方が

スイングがしやすくて

簡単にボールが飛んでくれるので

フォームもシンプルで綺麗になり易いですね

 

 

弘法筆を選ばず

 

 

上級者ともなれば

道具に関わらず

一流の仕事が出来るものだし

 

道具のせいになどしないところまで

自身の技術を高めるべきですが

 

技術を上げる段階としては

いい物を使った方がいいのでしょう

 

 

そう考えるとね

 

弘法筆を選ばず

 

 

この言葉の裏のテーマというか

真に示唆するところは

 

弘法じゃない人は

筆を選べよ

 

ということなのかもしれませんね

 

 

そうでしょうね

 

実際、弘法大師もね

 

ちゃんと道具はいい物を使いなさいよ

と言っている記録が残っていますしね

 

弘法大師もね

きちんと筆を選んで修行していたからこそ

筆を選ばない域にまで達したということでしょう

 

 

勘違いしてはいけないのは

これは道具の話です

 

ラケット

ストリングス

シューズ

ウェア 等々

 

コーチを選んだりしてはいけません

 

皆さんの価値基準でコーチを選んだところで

正しい選択など出来るはずはありません

 

テニスをする環境は何でもOK

 

自分がその環境を良くしていけばいいだけです

 

テニスをする道具だけ

少しいい物を使ってみましょう

ということですね

 

 

それではまた

 

頑張ろう日本!