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メルマガ『reborn』バックナンバー

ラーメン才遊記

こんにちは

内藤です

 

さっきね

お昼ご飯にラーメン屋さんに行ってきたんです

 

「まぼろし」

 

多磨霊園駅の近くにある比較的新しいお店です

 

豚骨醤油のこってり系

濃厚な味なのに脂っこくなくて

スープも飲み干せるくらいの感じです

 

麺は太麺でもちもち

チャーシューも厚切りで食べ応えあり

 

なかなか美味しいラーメンでした

気が向いたら行ってみてください

 

そのラーメン屋ね

ずっと気になっていたのですが

行く機会がなかったんです

 

そこでね

我がテニスサンライズのラーメン部部長 兼顧問

ラーメン評論には定評のある佐藤コーチにね

気になるラーメン屋があるよって話をして

先発隊として行ってもらったんです

 

今週の火曜日「まぼろし」を食した佐藤部長

 

部室に戻ってきた部長に私は尋ねました

 

「どうやった?」

 

「そっすねー」

 

いつもの軽い口ぐせから始まった佐藤部長のラーメン評

それはやはり

さすがの部長

非常に秀逸な評論でした

 

「このラーメンを美味しいと言わないと分かっていないっていう感じでしたね」

 

・・?

えっ?

もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対?

 

「んっ?ちょっと何言っているか分かんない・・」

「もう一回言ってもらっていい?」

 

「はい、あのラーメンはですね」

「このラーメンを美味しいと言わないと分かっていないっていうラーメンです」

 

2回目聞いて

ようやく理解出来たと同時に

その評論の素晴らしさに感嘆しました

 

まさに秀逸な表現

天才的な言い回し

 

横のコートでレッスンをしていてね

佐藤コーチの表現に、おぉーと思ったことは2回あるかないか

正直そんなものでしたが

 

このラーメン評には頷かされました

 

『このラーメンを美味しいと言わないと分かっていない』

 

色々見えてくるじゃないですか

 

こだわりのあるラーメン店なのでしょう

おそらくメニュー(スープ)は一択

塩だの味噌だのあれやこれやなく、豚骨醤油のみ

うちはこれで勝負させてもらっています

そう問うてくる一杯

 

味はそうですね

『分かっていない』と表現されるようなものは

あっさり系なら、あっさりなのにコク深い

こってり系なら、濃厚なのにクドくない

豚骨醤油の店なので、スッと味わえる濃厚さなのでしょう

 

店構えも伝わってきます

おしゃれで小奇麗にされた店内

席はそうですね

カウンターのみ10席くらいでしょうか

お箸は茶色の濃い、いい雰囲気の割り箸

 

2回目の

「このラーメンを美味しいと言わないと分かっていないっていうラーメンです」

を聞いた直後にね

私の中にパァーっとそのラーメン屋、そのラーメンの味

それが鮮明に想像されたんです

 

そして今日行ってきたのですが

本当その通り

佐藤部長の表現した通りのラーメンでした

 

さすが佐藤部長ですね

普通はラーメンの感想を聞かれたらね

美味しかった、そうでもなかった、濃かった、あっさりしてた

とりあえず味のことを言いたくなりますが

味の感想など主観によるところが大きいですからね

 

そんな主観を私に伝えるよりは

ラーメンの総合的かつ客観的な評価

そして私の思考力・想像力までをも考慮に入れた

『このラーメンを美味しいと言わないと分かっていない』

そんな評論だったわけです

 

皆さんも行こうか迷っているラーメン屋があれば

佐藤部長にまずは行ってもらいましょう

 

素晴らしい評価が聞けることだと思います

 

それではまた

 

頑張ろう日本!